ひと言でコンピュータと言いましても、現在の企業では１台のコンピュータを道具として使用するだけでは業務としては成り立たず、複数のコンピュータで情報を一元管理する仕組みが必須となっています。

過去には、それぞれのコンピュータのデータをフロッピーディスク等でやりとりすることが主流であった時期もありましたが、やりとりを繰り返すうちに「どのデータが最新のものか分からなくなってしまった」という経験を持たれている方も多いと存じます。まず、企業における業務の効率化はネットワーク構築から始まります。

社内ＬＡＮを構築するには、単純な言い方をすれば、パソコン販売店等でＬＡＮケーブルとハブを購入し、それぞれのパソコンをハブにケーブルで接続してしまえば、一見それで完了です。

しかし、いざネットワークを稼働させようとすると、様々な設定を行わなければいけません。家庭で１台のパソコンをルーター等に接続してインターネットの世界に入っていくようにはいきません。各パソコンのＩＰアドレスはどのような基準で割り振っていくのか、インターネットに接続するのであれば、ゲートウェイのＩＰアドレスはどうするのか、サブネットマスクは何ビットにするのか、外から持ち込まれたパソコンの接続を許可するのかどうか等々。

さらには、やっとこれらの設定が完了してもパソコン同士が相互にデーターをやりとりするために共有フォルダや共有プリンターの設定を行い、時には個別にアクセスを許可するファイルやフォルダの設定を行うなど、繁雑な作業を要求されます。

インター・メディアは、まずお客様のＬＡＮシステムを構築することからシステム構築のお手伝いをさせていただきます。

｜システム構築｜システム保守｜

社内ＬＡＮが無事に構築できれば、とりあえずデータの共有化はスタート可能です。例えば、パソコンの台数が数台であれば、これで完了と考えることも可能です。しかしパソコンの台数が１０台を超えてきますと、やはりドメインの構築をお薦めします。

ドメインと言いますと、インターネットの世界でのＷｅｂサイトの構築をイメージされるかも分かりませんが、ここでいうドメインとは閉じられたネットワーク内でのアクティブディレクトリ・ドメインのことです。ドメインの構築によりユーザーの管理、アクセス制御を一元管理できるようになります。サーバーこの導入等、多少の初期費用は要しますが、企業としての規模が一定以上になったのであれば、ドメインの構築を推奨いたします。

アクティブディレクトリ・ドメインとは、ドメインコントローラと呼ばれるサーバーを核としたコンピュータとそのユーザーの管理単位です。パソコン、ユーザー、グループなどのアカウントを登録することにより、その権利と権限を集中管理することができます。また「グループポリシー」と呼ばれる機能によってパソコンやユーザーの環境を制御することが可能です。このことにより堅牢なセキュリティーのもと、システムを運用することが可能となります。

インター・メディアでは、単純なドメインの構築・構成だけではなく、企業の規模が大きくなれば「フォレスト」や「ＯＵ」（組織単位）の構成もお手伝いします。また、コンピュータウィルスへの対策といたしまして、個々のパソコンに依存するのではなく、システム全体で対策を一元管理するソフトウェアの導入にも対応いたします。

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企業において事業所は１ヶ所だけとは限りません。全国に支社、支店を有する場合もあれば、小規模でも数ヶ所に営業所等を有する場合もあります。たとえ小規模であっても、これらの拠点ともデータの共有、一元管理を行わなければ効率のよいシステム運営は不可能です。

拠点間をネットワークで結ぶことは、少し昔であれば専用線を設けるなど、設備、運用に多大な費用が必要でした。しかし、最近ではインターネット網を利用してＶＰＮ（仮想プライベートネットワーク）を構築することにより、日常インターネットに接続している費用に多少の金額を加えれば、安全な拠点間ネットワークを構築することが可能となりました。

ＶＰＮは固定ＩＰアドレス（通常のインターネット接続では、接続時に毎回違うアドレスが割り当てられます）とＶＰＮ機能付きルーターで構築することが可能です。費用も通常のインターネット接続と大きくは変わりません。これによって本社と各拠点間があたかも社内ネットワークで接続されたようになり、データの共有、一元管理が可能となります。

前項で述べましたドメインを本社、拠点間で運用することも可能です。また、必要であればドメインに「サイト」と呼ばれる機能も追加いたします。

インター・メディアでは豊富な経験により、短期間でのＶＰＮの構築をお手伝いいたします。また、これを利用した安価なシステムオンライン保守も提供しております。

※現在までに財団法人名古屋市高齢者療養サービス事業団様の２８拠点、名古屋市内の介護事業者グループの７拠点等々、多数のＶＰＮを構築し、オンライン保守もご提供しております。

◎当社では、固定ＩＰ付インターネット接続サービスの手配も責任をもって行っております。また、ドメインコントローラ（サーバー）類も企業の規模に適したオリジナル構成で手配し、コストパーフォーマンスに優れた価格で提供いたします。提供するサーバーはハードディスクのクラッシュも想定して、必ずレイド構成（多重化）をとらせていただきます。

◎今や企業にとって必須となりましたウェブサイト（いわゆる、ホームページ）の構築も、レンタルサーバーの手配、コンテンツの制作を含めてお手伝いさせていただきます。

システムを構築して次に問題となってくるのが、システム保守です。大企業ですと独自のシステム部門を擁していらっしゃる場合も多いのですが、大多数の企業では外注に頼っていらっしゃるのが現状と思われます。

通常、保守委託は意外と大きな費用負担になってしまいます。スポットの保守では１回訪問してもらうのに最低でも１万円を超える費用が必要です。もちろん、ハードウェアそのものに障害が発生した場合は、訪問を依頼するしかありません。しかし、一見ハードウェアの障害に見えたものも、実は操作の不手際等で発生している場合も多々見受けられます。

システム障害が発生した場合、最初に行うべきことは原因の特定です。ハードウェアの障害なのか、ソフトウェアの不具合なのか、あるいは操作エラーなのか。いち早く原因を切り分け、直接対応、修理手配を行うことが必要です。

インター・メディアでは、「いち早く」、「費用をできるだけ抑えて」を目指して、次のような方式で保守サービスを提供しております。

・障害発生時お電話をいただきますと、前述いたしましたＶＰＮを当社とお客様の間に一時的に構築します。

・当社の管理用パソコンからお客様のサーバー、あるいは障害が発生したパソコンにリモートで接続をします。

・状況把握、原因分析を行い、オンラインで対処可能な場合はリモートで復旧作業を行います。

・ハードウェアの障害等、オンラインでの対応が不可能と判断し、ハードウェアの障害が原因であることが明らかな場合は、即座に修理の手配をします。原因が不明確な場合は早急に訪問の予定を組み、訪問対応いたします。

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※リモート保守の概念は、下図をご覧下さい。

この方式でオンライン保守サービスを提供することにより障害発生から解決までの時間を大幅に短縮することが可能となりました。また、現在サービスを提供させていただいております実績から、実際に訪問が必要な障害の発生頻度は高くありませんので、保守費用を圧縮することが可能です。

※当社は愛知県名古屋市を拠点といたします企業で、全国規模の企業ではございません。したがいまして、保守サービスの提供は名古屋から30Km圏内に限らせていただきます。（ただし、アプリケーションのリアルタイムオンラインサポートは、全国を対象に受託しております）

※システム構築、保守に関しますご相談、お問い合わせは、ホームページの「ご依頼・お問い合わせ」ボタンからお願いいたします。

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